【シンガポール】低電圧電線の製造と敷設を手がける地元企業、Tai Sin Electric Cables Manufacturer(TSECM)は、シンガポール証取(SES)からセスダックへの登録を原則的に認められた。
マネージング・ディレクターを務めるボビー・リム・チャイフアット氏が1980年に複数の台湾人と共同で設立したTSECMは9種類以上の電線の製造と、工・商業/住宅不動産プロジェクトにおける配線工事を手がけ、建設業開発局(CIDB)から公共プロジェクトへの入札も認められている。ISO9002の認定も得た同社は、国内の2工場で電線の製造を手がけ、ほぼ国内市場の10%のシェアを握っている。
営業額は1995年の1810万Sドル、97年の2510万Sドルと年率18%の成長を見、利益も同期間に90万Sドルから400万Sドルに、年率15%以上成長した。
公募及び私募の幹事を務めるOUB(華聨銀行)幹部によると、電線メーカーの過去10年間のサバイバル・レートは93%(統計局データ)で、シンガポールでは最も生存能力の強い業種に数えられると言う。(ST,BT:4/2)