1998-04-01 ArtNo.14411
◆<印度>タタ子会社、自動車部品産業の育成目指し合弁協議
【バンガロール】Tata AutoComp Systms Ltd(TACO)は、トヨタ、ボルボ、フォード、現代(Hyundai)等の自動車合弁事業が全貌を現しつつ有る中で、インドに10億米ドルの世界的部品産業を育成する構想の実現を目指し、インド南部の部品メーカーと合弁協議を進めている。
タタ幹部によると、既にTacoは南部の部品メーカー少なくとも10社と最終段階の合弁協議を進めている他、日本や欧州の部品メーカーにもバンガロール及びチェンナイに製造拠点を設けるよう遊説している。Tacoはプーナに7工場を設け、TelcoとGMの需要に応じている。Tacoは向こう数年間にインド全国に約40社の合弁会社を設立、当初はこれらの企業の支配権益を握るが、経営は既存のマネージメントに委ね、時機を見て持分を公開する計画だ。
また外国企業とは50:50の対等出資で合弁会社を設ける方針で、既に米国のJohnson Controlsとシート・システム、AlliedSignalとシートベルト、日本のToyo Radiators とワイヤー・ハーネス、Nifcoとプラスチック・ファスナー、スペインのFicosa Internationalとリア・ビュー/制御システム、韓国のSang Wooとシート・メタル、フランスのSommer Allibertと内装/プラスチック部品、英国のKrupp Camford とサスペンション・パーツの合弁契約を結んでいる。
この他、日立製作所とエンジン・マネージメント・システム、ヤザキとインストルメンテーション、 ITT Automotiveと制動システム、中央発條とスプリング、ドイツのZF及びNew Venture Gearとトランスミッション、オーストラリアのMUllins Wheelとホイール関連パーツの合弁協議を進めていると言う。(ET:3/31)
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