SEAnews 1995-04-29 ArtNo.1441

【クアラルンプル】マレーシア初のサブスクリプションＴＶサービス会社ケーブルビュー・サービシズSdn Bhd(CSSB)は27日、当初2年間の放送サービスに必要とされる1億3000万Ｍドル以上の経費に充当するため、アラブ・マレーシアン・マーチャント・バンクを初めとする銀行3行と1億1000万Ｍドルの借款契約を結んだ。
ＣＳＳＢのシャムスル・カリド・イスマイル重役(CEO)によると、クラン・バリー、スルンバン及びマラッカの住民を対象に今年第3四半期から放送サービスを開始、来年末までに全国をカバーするサービスの提供を目指す。当初は無線方式のマルチ・チャンネル・マルチ・ポイント・ディリバリー・システムにより、5チャンネルの放送が提供される。将来はペイ・パー・ビュー、プレミアム・チャネル、ビデオ・オン・デマンド等のサービスを導入、チャンネルの数も30～40に拡大する。それには光ファイバー・ケーブル網を必要とするが、同社は独自に光ファイバー・ケーブルを敷設する考えはなく、最も好条件を提示するする通信会社から関係設備の提供を受ける。しかし受信に必要とされるデコーダーの製造を独自に手掛ける可能性は有ると言う。ちなみにＣＳＳＢにはシステム・テレビシェン・マレーシアが40％、ミニスター・オブ・ファイナンス・インクが30％、ユーロクレストが12.5％、イベクスＴＶが12.5％、スリ・ウタラが5％、出資している。(NST,MBT,STAR:4/28)