1998-04-01 ArtNo.14404
◆<馬>電子産業、年率25%の成長:国際貿易委員会
【クアラルンプル】マレーシアの電子産業は年率25%の成長を遂げ、1999年の市場規模は290億米ドルに達する見通しだ。
ジュネーブ拠点の国際貿易委員会(ITC)が、マレーシア対外貿易開発公社(METDC)と月曜(3/30)に共催したセミナーの席上、発表されたところによれば、最も急速な発展を遂げているのは電子データ処理部門、次いで半導体、消費用電子製品で、消費用電子製品部門が半導体部門に肉薄している。
一部地元企業は日本等の同業者を上回る規模で半導体を生産しており、大手多国籍企業も半導体やその他の電子部品の大規模な製造施設を設けている。世界の電子産業は調整期を迎えており、生産拠点のマレーシアへの移転が加速している。
こうした中でマレーシアはマスプロダクションのベースになりつつある。マレーシアの電子製品市場は1996年の123億米ドルから97年の133億8000万Mドルに拡大、98年は143億2000万Mドル、99年には150億Mドルに達する見通しだ。(MBT:3/31)
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