1998-04-01 ArtNo.14403
◆<馬>情報技術製品の関税撤廃が新たなビジネス機会醸成
【クアラルンプル】情報技術(IT)製品に対する関税が2000年までに撤廃されることにより、関係市場へのアクセスが容易になりマレーシアはその恩恵を享受できる。
ジュネーブ拠点の国際貿易委員会(ITC)とマレーシア対外貿易開発公社(METDC)が月曜に共催した“ウルグアイ・ラウンド協定下のIT製品の国際貿易”と題するセミナーの席上、ラフィダ通産相が語ったところによると、IT領域におけるマレーシアの強味は部品の製造と組立作業であり、国内業界は新市場環境の下、請負製造契約獲得のより大きな機会を得られる。
この他、ニッチ製品や付加価値アプリケーションの開発/製造も可能で、この方面では外国企業との合弁やパートナーシップを通じて、先端技術を取り入れるべきである。
マレーシアの1997年のIT製品輸出は796億Mドル、輸入は656億Mドルで、世界のIT貿易の5%を占めた。目下、IT協定(ITA)の批准国は43ヶ国でこれらの国だけで、世界のIT貿易の93%を占めている。
一方、今後医療機器/サービス関連の関税は63%カットされ、主要市場の関税は一律2.5%になる。マレーシアは1997年に13億Mドルの医療機器を輸出、7億7000万Mドルを輸入した。マレーシアは同領域でも一層の市場開拓を図ることができると言う。(STAR,MBT:3/31)
|