1998-03-31 ArtNo.14393
◆<馬>KPB、海運ビジネス撤退等で特別項目損失M$2.5億
【クアラルンプル】コンソーシアム・プルパカランBhd(KPB)は、組織再編計画の放棄や海運ビジネスからの撤退に伴う損失を補填するため、1997年12月期グループ特別項目に2億595万5000Mドルの引当金を計上した。
グループ営業額は、前年の4億1736万5000Mドルから8億6574万7000Mドルに107.4%、営業利益は7402万5000Mドルから8812万8000Mドルに19.1%、それぞれ拡大したものの、税引き前利益は前年の7471万4000Mドルから6479万4000Mドルに13.3%下降した。子会社の外貨建てローンの為替差損に2332万5000Mドルが、また株式投資やインドネシア子会社への投資の減価に1412万6000Mドルが、それぞれ引き当てられたことが、減益につながった。
企業レベルでも営業額は8836万9000Mドルから1億834万3000Mドルに拡大したものの、税引き前利益は3149万2000Mドルから1886万2000Mドルに40.1%下降した。
東南アジア経済の不振から1998年の業績も影響を受けるものと予想されるが、ロジスティクス事業への業務の集中で営業効率のアップが見込めるため、不景気の乗り切りは可能で、また景気が上向いた際にも好機に乗じることができる。海運業務の売却は負債軽減に役立ち、株主に長期的な利益をもたらすと言う。(MBT,STAR:3/30)
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