1995-04-29 ArtNo.1435
◆<星>タンデム、アジア太平洋地域売上30-50%増見込む
【シンガポール】大規模処理コンピュータの製造・販売を手掛ける米国タンデム・コンピューターズは向こう5年間にアジア太平洋地域の売上が年率30~50%拡大するものと見込んでいる。
同社のラリー・ケスラー社長(アジア太平洋担当)が27日、アジア太平洋地域本部の開所式で語ったところによると、アジア太平洋地域は昨年度の世界売上21億米ドルに18%貢献した。また、アジア太平洋地域売上の4~5%に通信部門が貢献している。同社アジア太平洋テレコム・セールス&マーケティングのリチャード・ベイリー重役(GM)は、3年内に同部門の貢献度はアジア業務の3分の1を占めるようになると予想する。ケスラー社長は同地域における売上拡大の鍵として、アジア企業との提携拡大、アジア・オフィスの増設、価格引き下げ、商品開発、アジア経済の高度成長持続の5点を挙げた。同社は今年、アジアの提携企業を現在の50社から100社に拡大する計画だ。同社は、過去18カ月間にアジア8カ所にオフィスを開設、年内にベトナムにも事務所を設ける。シンガポールの主要顧客にはOCBC、DBS、タットリー銀行が含まれ、今後はマルチメディア企業や政府系企業の開拓にも力を入れると言う。(ST,LZ:4/28)
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