1998-03-25 ArtNo.14319
◆<馬>KLSE、ハリム証券を管理下に
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は23日、財務困難に陥ったハリム・セキュリティーズを直接管理下に置く前例のない措置を採るとともに、経営難に直面する他の証券会社8社に合併するか、新資金を導入するよう指示した。
一方、証券委員会もこの日、上記証券会社9社の合併/買収が2カ月以内に実行されないなら、これらの企業の証券ライセンスをキャンセルもしくは停止すると声明した。
ビジネスマン、ソー・チーウェン氏が所有するユニフォニクス・コーポレーション傘下のハリム証券は先週木曜、KLSEから証券取引の清算代金1000万Mドルの納付を指示されるとともに、顧客が100%の代金を事前に支払った場合を除き買い注文を行うことを禁止されたが、同社はその後もこの種の取引を手がけ、期限内に清算代金を納付することもできなかった。
ハリム証券以外の8社とは、キャピタルコープ証券、MBfノーザン証券、キン・クーン証券、ラブアン証券、MGI証券、サイム証券、アロル・スタル証券、オメガ証券で、この内アロル・スタル証券とオメガ証券もソー・チーウェン氏と関係を有するとされる。
なおサイム証券は親会社のサイム・バンクが目下、RHBバンクとの合併を準備中のためデッドラインの適応を免除されると言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT:3/24)
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