SEAnews 1998-03-25 ArtNo.14317

【イポー】スイス拠点の世界最大規模の時計会社、ＳＭＨスイス・コーポレーション・フォー・マイクロエレクトロニクス・アンド・ウォッチ・メーキング・インダストリーズLtdの完全出資子会社マイクロメカニクス(M)Sdn Bhdは目下2100万Ｍドルを投じてマレーシアにおける製造業務の拡張を図っている。
先週土曜、イポー市Jelapangに設けた新工場の開所式を催したマイクロメカニクスのManuel Salchli重役(GM)によると、既に新工場の建設に投じられた約700万Ｍドルの他に、機械設備に1400万Ｍドル以上が投じられる。これにより今年末までに腕時計及びペジャー部品の年産額は、現在の1800万Ｍドルから3300万Ｍドルに倍増する。同社はこれまで腕時計用モーター部品を全てスイスから輸入してきたが、新工場の完成でこれらの部品の70％もマレーシアで製造できるようになった。しかし30％は依然スイスから輸入される。
マレーシア工場では腕時計モーターの他、腕時計型ページャーとボックス・ペジャーが製造されている。ペジャーの生産は現在の月間5000ユニットから今年下半期には4万5000ユニットに拡大される。このためペジャー製造施設の拡張に600万Ｍドルが投資され、スタッフも25％増員されたと言う。(NST,STAR:3/24)