1998-03-23 ArtNo.14286
◆<馬>光ファイバー・ケーブルのOCE、年率50%の売上増予想
【クアラルンプル】オプティカル・コミュニケーション・エンジニアリングSdn Bhd(OCE)は、同社の光ファイバー・ケーブル製造事業が向こう2年間に年率30-50%の成長を遂げるものと予想している。
地元資本100%のOCEの昨年の営業額は1250万米ドルを記録した。OCEのガン・チンキュー重役(GM)によると、光ファイバーの世界需要は向こう数年、年率10-15%、アジア市場は同20%の成長が見込める。同社は年間25万キロを生産、製品の90%を中国、オーストラリア、インドネシア等に輸出している。特に対中輸出が輸出全体の50%以上を占めている。欧州方面からの引き合いも有り、今年は欧州市場の開拓を目指す。原料のプレフォーム・グラスの供給不足が最近解消されたため、同社は生産能力を1999年までに50万キロに拡大する。
OCEは1500万Mドルの当初拡張予算に700万Mドルを追加する計画で。最近はISO9002の認定も受けた。これを機会に国内市場シェアも現在の10%から50%に引き上げる計画だ。
業界筋によると、マレーシアの光ファイバー・ケーブル需要は年間25万キロ、1250万米ドルと見込まれ、この内半ば以上が輸入されている。しかし最近のMドルの値下がりで国産品の競争力が増していると言う。(STAR:3/21)
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