1998-03-20 ArtNo.14255
◆<馬>ゲイツ氏、エレクトロニク・ガバメント事業に関心
【クアラルンプル】マハティール首相は18日、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)の数億ドルにのぼる電子契約をマイクロソフトに発注する可能性を示唆した。
この日マレーシアを訪れたマイクロソフトのビル・ゲイツ会長と会談後記者会見したマハティール首相によると、ゲイツ氏は、マイクロソフト社製GOE(ジェネリック・オフィス・エンバイロンメント)システムをMSCフラッグシップ・アプリケーションの1つ“エレクトロニク・ガバメント”プロジェクトに採用するよう提案するとともに、エレクトロニク・ガバメントは全く新しいコンセプトのため、マレーシア政府が選択を誤るなら、将来問題に直面する恐れがあると警鐘した。
しかしマレーシア政府としては1社がプロジェクトを独占し、他社の参加を封じるようなことは望まないため、さらに詳細な報告書を提出するようゲイツ氏に求めたと言う。
ゲイツ氏はMSC事業に多額の投資を行うことを約束、この他マレーシアの教育計画、特に情報技術(IT)教育、スマート・スクール等への参加の意向を表明したと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:3/19)
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