1998-03-19 ArtNo.14238
◆<星>国家開発相、URA開発入札の10%の証拠金引き下げ示唆
【シンガポール】リム・フンキアン国家開発相は17日の国会答弁で都市再開発局(URA)の開発入札で、入札者に求められる入札価格の10%の証拠金の引き下げに応じる可能性を示唆した。
この日、チュン・ヒーコック議員は「最近のマリーナ・サウス等の大型開発事業では入札価格は10億ドル以上にのぼり、証拠金の額も1億Sドルを超える。これほど多額な証拠金は、デベロッパーの資金繰りを困難に陥らせる恐れがある」と指摘した。
これに対してリム国家開発相は、証拠金は銀行保証が得られればよく、実際にデベロッパーの手持ち資金が拘束される訳ではないが、いずれにしても不必要な負担は軽減されるべきであり、URAと同問題を協議すると約束した。
しかし、URAが入札に際して、当該用地の最低留保価格を公表すべきだとする要求には、民間にもそうした慣行は存在せぬため、政府も公表する考えはないと斥けた。(BT:3/18)
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