1998-03-19 ArtNo.14236
◆<星>NUS、コンパクト閉軌道荷電粒子加速装置導入
【シンガポール】国立シンガポール大学(NUS)は、国内や域内のウエハー・ファブ、薬品/化学/生物科学業界等の研究需要に応じるため、国家科学技術局(NSTB)及び教育省の資金援助下に4000万Sドル余を投じて、世界的にも最も先端的な研究/応用施設、シンガポール・シンクロトロン(閉軌道荷電粒子加速装置)ライト・ソース(SSLS)を設ける。
今年10月に発足するSSLSにはHelios-2と命名された英国企業オックスフォード・インスツルメンツPlc製コンパクト・シンクロトロンが据え付けられる。
シンクロトロンはX線装置に類似したトップ・エンドの検査機器で、細胞レベルの微小組織を分析でき、シリコン・ウエハーの製造や薬品の開発に利用できる。この種の装置をアジアで導入するのは、日本、韓国、中国、タイ、インドに次ぐ。日本には13基が据え付けられているが、コンパクト・タイプは、全世界でもIBMに次ぎNUSが2番目と言う。(BT,LZ:3/18)
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