1995-04-28 ArtNo.1423
◆<馬>出光のJ州スチレン・モノマー工場来年末に稼働
【ジョホール・バル】出光石油化学は世界的なポリスチレン原料の不足からジョホール州パシル・グダンにおけるスチレン・モノマーの製造計画に着手する。
出光石油化学子会社、ペトロケミカルズ(M)Sdn Bhdの中田重役(MD)が26日語ったところによると、年産20万トンの新工場は来年末までに稼働し、製品の50%は出光のマレーシア工場に原料として供給される。またペトロケミカルズが目下進めている設備拡張は今年末までに完成し、ポリスチレンの生産能力が現在の年間9万トンから12万トンに拡大される。東アジア市場は年間120万トンのスチレン・モノマーを純輸入している。スチレン・モノマー価格の最近の急騰には米国景気の回復や日本及び韓国の工場が保守のため操業を停止したこと等が影響していると見られ、また目下のポリスチレン不足はマレーシアを拠点とする多国籍電気電子企業の需要急増に伴うものと言う。(STAR:4/27)
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