1998-03-18 ArtNo.14227
◆<馬>政府、インドネシア製輸送機の購入計画に再検討
【クアラルンプル】マレーシア政府はインドネシア製CN235輸送機6機を2億8600万Mドルで買収する計画に見直しを加えている。
サイド・ハミド国防相が16日語ったところによれば、マレーシアに航空機の支払い能力が有るか否かではなく、当該輸送機を購入するかしないかが問題になっている。
当初の契約では1996年12月から1997年の間に輸送機の引渡が完了するはずだったが、依然として実行されていない。加えて製造元のインダストリ・プルサワ・トゥルバン・ヌサントラ(IPTN)の将来が不透明なため、インドネシア側と関係問題を再協議する必要が生じたと言う。
インドネシア政府は今年1月に国際通貨基金(IMF)の救済パッケージを受け入れた際、IPTNに対する政府補助を停止、これに伴いハビビ当時科学技術担当国務相(最近副大統領の指名を受けた)もIPTN最高経営者のポストを退いた。
当初の契約では、インドネシア側もマレーシアの国産車1500台と国産軽飛行機MD3-160 20機を購入するはずだった。(STAR,BT:3/17)
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