【バンガロール】Fiat India Automobiles Pvt Ltd (FIAL)は、ムンバイ近郊Kurla工場の改修に1億5000万米ドルを投じるとともに、マハラシュトラ州Ranjangaonにおける新工場の建設に8億米ドルを投じる。
FIAT SpAの完全出資子会社FIALのEnrico Ferrero副社長は15日、同社がインドからの撤退を図っているとの噂を否定するとともに以上の方針を明らかにした。それによると、FIALはプレミア・オートモービルLtd(PAL)と51:49の出資率で新合弁会社を設立し、上記の計画を進める。Kurla工場におけるUnoカーの製造は月間3000台で、初年度に3万台の製造を目指す。
Unoの受注台数は当初30万台と伝えられていたが、他社の大幅値下げや市況の急降下で、現在依然として残っているのは6万6000台に縮小した。同社は目下インドの法律に基づいて予約金を返済する可能性を検討していると言う。しかしFerrero氏は値下げの可能性は否定した。(ET,FDTH:3/16)