1998-03-17 ArtNo.14206
◆<星>国家科学技術局、IT企業にマッチメーキング・サービス
【シンガポール】国家科学技術局(NSTB)はカリフォルニア拠点のテクノロジー・ネットワーキング・グループ(NSTB下部組織)と共同で、シンガポールの情報技術(IT)企業が北米市場にアクセスするのを支援するマッチメーキング・サービスを開始した。
NSTBが先週主催した“ボーダレスIT”と題するシンポジウムでテオ・ミンキアン同局会長が語ったところによると、マッチメーキング・サービスの目的は地元IT企業と、米国拠点のベンチャー・キャピタルやテクノロジー企業の縁結びを務めることにより、地元のIT製品やITサービスの国際市場進出を支援することにある。
NSTBは地元企業の他、研究開発(R&D)プランを携えてシンガポールに事業拠点を設ける外国企業にも支援を提供する。R&D産業に対する財政支援スキームには、企業のための研究奨励計画(RISC)、R&D支援計画(R&DAS)、発明開発計画(IDS)が挙げられ、シンガポールの高等教育機関 や研究機関も技術や訓練面で様々なサポートを提供している。
NSTB傘下の14研究機関は民間企業と共同で約1000件のR&Dプロジェクトを手がけている。またこうした研究の成果を商業化する狙いから約30社の企業が設立されていると言う。(BT:3/16)
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