1998-03-17 ArtNo.14205
◆<星>ゲイツ氏、デジタル・ナーブ/ウェブ・ライフスタイルに注目
【シンガポール】そのビジョン“コネクテッド・コミュニティー”をプロモートするため、メルボルン、シドニー、クアラルンプルを歴訪中のマイクロソフトのビル・ゲイツ会長は、19日にはシンガポール入りし、国家コンピューター局(NCB)主催の会議で“コネクテッド・コミュニティー:エンパワーメント2001”と題して講演するが、それに先だって、シンガポールの情報技術(IT)イニシアチブやマイクロソフトの当地における役割に関わる一文をビジネス・タイムズ紙に投稿した。
それによると、シンガポールは“デジタル・ナーバス・システム”の構築と、“ウェブ・ライフスタイル”(いずれもゲイツ氏の造語)で、世界をリードしているが、インターネット/PC(パソコン)テクノロジーの一層の成長を確保するためには、他の多くの国と同様少なからぬ問題を解決する必要がある。これらの問題には著作権やプライバシーの保護、安全な電子取引、電気通信/放送/インターネット産業の自由化等が含まれる。
シンガポール全土をカバーした広帯域ネットワーク“シンガポール・ワン”はローカル・コンテント・プロバイダーの育成面で重要な役割を担うものと見られ、マイクロソフトもブロード・プラットフォームの提供やマーケットプレースの醸成に欠かせぬサードパーティー産業の育成の面で支援を提供する用意があると言う。
マイクロソフト・シンガポールがこれ以前に発表したところによれば、ゲイツ氏は同講演会の席上、シンガポールワンに関する重要なアナウンスメントを行うと言う。(BT:3/16)
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