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1998-03-16 ArtNo.14200
◆<印度>東洋エンジニアリング、電力/港湾開発に照準
【ムンバイ】石油化学/石油精製関連工事領域で既にプレゼンスを確立したトーヨー・エンジニアリング・インディアLtd(TEIL)は、次の進出領域として電力/港湾関連工事に照準を合わせている。
TEILのカマル・ダス・グプタ取締役によると、その実同社は親会社のレベルでは電力/港湾関連プロジェクトに関わる豊富な経験を有する。同社のインドにおける過去3年間の受注額は、低調な市況に祟られ、1995/96年188.4クロー、1996/97年157.3クロー、1997/98年91クローと、縮小の一途を辿っている。しかし売上は1995/96年56.8クロー、1996/97年69.2クロー、1997/98年80クローと、成長基調を保っている。
TEILの藤沢重役(MD)によると、こうした業績不振の打開策として上記の新領域への進出の他、親会社の下請けを通じた輸出業務にも力を入れている。現在年間75万エンジニアリング労働時間の内の約25%が海外事業に当てられているが、これを50%に引き上げることを目指す。親会社は土木工事、配管、機械的デザイン等の領域でインド人材の活用を計画している。例えばエジプトでは電気工事デザインに関しては現地の人材が登用されている。
TEILには東洋エンジニアリングが50%、地元のSPICグループが44%、匿名のパーティーが残りを、出資している。TEILは最近ムンバイに設けた新オフィスに、これまで市内各地に分散していた事業部門を統合している。(IE:3/15)
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