1998-03-13 ArtNo.14161
◆<星>ワールドコム、全世界ワンストップ通信サービス提供
【シンガポール】スンバワン・コープ及びシンガポール・マス・ラピド・トランジット(SMRT)とダイレクトライン・コンソーシアムを結成し、2000年4月以降のシンガポールにおける基本電話ライセンスの獲得を目指す米国企業、ワールドコムは11日、シンガポール・オペレーション・センター(SOC)をオープンした。
ワールドコム・アジア・パシフィックのスティーブ・リデル社長によると、多国籍企業は同センターを通じ、全世界をカバーしたワールドコムのネットワーク・サービスをリースすることができる。これとは対照的にシンガポール・テレコムはシンガポール国内とシンガポールから外部への接続サービスを提供できるだけで、全世界をカバーした完全なネットワーク・サービスを必要とするものは、海外のテレコム企業と別の契約を結ばねばならない。
ダイレクトラインが基本電話ライセンスを獲得した際には、ワールドコムはシンガポールをアジア各地の金融センターを網羅する広帯域ネットワークのハブにする方針だ。また地域営業本部も香港からシンガポールに移転する。しかし基本電話ライセンスを取得できなければ、同構想にも再考を加える必要があると言う。
シンガポール・オフィスはワールドコムにとって日本と香港に次ぐ、第3のアジア・オフィスで、近くオーストラリアにもオフィスが設けられる。同社はオーストラリアで通信サービスを近く開始する予定だ。ワールドコムは最近、また外国企業として初めて日本における国内/国際テレコム・サービス・ライセンスを取得したと言う。(ST,BT,LZ:3/12)
|