1998-03-13 ArtNo.14160
◆<星>マトラ・マルコーニ、無人軽便鉄道システム売り込み図る
【トゥールーズ ・フランス】仏英合弁のMatra Marconiはシンガポール東北部における2つの軽便鉄道(LRT)プロジェクトに無人システムの売り込みを図っている。
マトラ・マコーニ・トラフィック・インターナショナルのGarric営業課長が11日、シンガポール記者団に語ったところによると、同社の22人の代表団がシンガポール陸運局に関係システムを説明するため、この日シンガポールに赴いた。
マトラ・マルコーニが、これまで世界各地に建設した鉄道システムは、毎日延べ1450万人により利用されている。同社の無人LRTシステムは毎時9000人を輸送できる。例えばトゥールーズに1993年に開通したシステムは15駅、全長10キロ。全体の90%が地下方式の同システムの建設コストは33億フラン(S$9.24億)で、コンピューター化された中央管制室により管理されている。総勢130人のスタッフの半ばがメンテナンスを、残りはシステムの管理を担当している。有人システムに比べ運転コストを最大20%節約できると言う。
シンガポールにおける全長14キロ、14駅、完工期日2002年のセンカン・プロジェクトと、全長14キロ、18駅、完工期日2003年以降のプンゴル・プロジェクトの入札受付は最近締め切られ、マトラ・マルコーニの他、三菱グループも応札したようだ。(LZ:3/12)
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