1995-04-28 ArtNo.1416
◆<星>GM部品子会社、デルコに改名しアジア事業拡張に本腰
【シンガポール】米系自動車電子部品メーカーのGMシンガポールはデルコ・エレクトロニクス・シンガポールに社名を改め、アジア太平洋地域業務の拡張に乗り出した。
デルコ・エレクトロニクス・アジア・パシフィックのトーマス・シーハン重役(MD)が26日明らかにしたところによると、デルコは現在、アンモキオにアジア地域唯一の工場を設けているが、数年内に少なくとも1工場を増設する。同氏は新工場をどこに設けるかは明らかにしなかった。今年1月に初の国際調達オフィスをシンガポールに設置する方針を決定した同社米国本社はすでに年間4億米ドル相当の部品をアジア太平洋地域から調達しており、域内からの調達量はさらに増える見込みだ。また昨年10月にはスタッフ8人の当地研究開発(R&D)部門が活動を開始している。同社は98年までに2200万Sドルを当地R&D事業に投資する。アジア太平洋地域の同社顧客にはトヨタ、いすゞ、ホンダ、スズキ、日産、韓国の大宇、豪州のホールデンなどが含まれる。昨年のアジア太平洋地域売上は1億7000万米ドルを記録、内日本の売上がかなりの部分を占めた。同社はインド、中国市場にも大きな期待を寄せていると言う。(ST,BT,LZ:4/27)
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