SEAnews 1998-03-10 ArtNo.14120

【クアラルンプル】中小産業開発公社(AMIDEC)主催の“1997年度エンタープライズ50”で、トップ情報技術(IT)サービス・プロバイダーの折り紙を付けられたJen Software Professional Sdn Bhd(JSP)は、今年も創業(1991)以来の二桁成長を維持できるものと予想している。
ＪＳＰのアン・キムジュー重役(MD)によれば、1998年2月期の純益は前年度の950万Ｍドルから1500万Ｍドルに50％成長した。
昨年は、ドイツのクライアント・サーバー・ソフトウェア会社ＳＡＰの製品に関わるサービス需要に対応し、この種のサービスを専門に手がけるＪＳＰコンサルティングSdn Bhd(JSPC)を設立した。ＪＳＰＣの年商は500万Ｍドルが見込まれている。
ＪＳＰはシンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシアにおけるＳＡＰプロジェクトを手がけ、目下米国、オーストラリアにおけるビジネス基盤の構築も図っている。
この他、Ｊｅｎコンサルティング・サービスSdn Bhdを通じてバンク・オブ・コマース、ＲＨＢバンク、エッソ、ＩＢＭのＹ2Ｋプロブレムの解決に支援を提供、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)への進出も計画している。
ＪＳＰは現在160人の従業員を30～50人増員するとともに、これらの従業員の訓練に100万Ｍドル以上を投じる計画と言う。(STAR:3/9)