1998-03-10 ArtNo.14118
◆<星>米国の1月の電子部品発注額12.2%アップ
【シンガポール】米国における電子部品発注額の伸びは昨年12月の前年同月比37.8%から今年1月の12.2%に鈍化したが、繁忙するクリスマス・シーズン後の端境期に関わらず二桁成長を遂げたことに一部の観測筋は驚きを表明している。
とは言え、前月と比較すると昨年12月の電子部品発注額は11月の122億米ドルから128億米ドルに4.9%成長したが、今年1月のそれは127億米ドルと、0.6%の落ち込みを見た。
ここ数週間、インテルやコンパックが相次いで収益の低下を予告しており、複数のトップ・コンピューター・メーカーの異常に高い在庫水準は、昨年のクリスマス・セールが予想外に低調だったことを暗示している。
米国はシンガポールの国産非石油製品輸出の4分の1を吸収、米国の電子部品発注額は、シンガポール経済の3~6カ月後の動向を占う指標とされている。
一方、今年1月の米国における電気/電子設備の発注額は、昨年12月の26.7%に続き、昨年同月比11.5%アップした。1月の電気/電子設備発注額は前月比では3.7%増の317億米ドルを記録した。
製造業生産全体でも今年1月には昨年同月比4.4%増の3374億米ドルがマークされ、昨年12月の6.5%増3358億米ドルに続き、堅調が維持された。(BT:3/9)
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