1998-03-10 ArtNo.14116
◆<星>米国企業マクロメディア、地元企業のIT技術向上支援
【シンガポール】米国のソフトウェア会社Macromediaは、国家コンピューター局(NCB)の地元企業技術向上計画(LIUP)の下、シンガポールのソフトウェア企業の技術向上を支援している。
マクロメディアのスティーブ・チェルネフ課長(LIUP担当)によると、同社が支援する地元企業12社の大部分は従業員15人程度のウェブ出版業者か、マルチメディア企業で、これらの企業にマクロメディア・ドリームウィーバー等の技術を提供している。
ウェブ・デベロッパーはこれまで主に言葉とコード番号を用いてウェブ・ページを制作してきたが、この種の方式ではビジュアルなウェブ・ページを制作するのは難しい。ドリームウィーバーは、ピクチャーやマルチメディア・アイコン等のビジュアルなツールを用い、例えばアイコンのドラッグやドロップ等の操作により、手軽に且つ直感的にウェブ・ページを制作できる。
マクロメディアが支援を提供する地元企業の1社、メディア・アーツは従業員17人のCD-ROM/インターネット/ビデオのスペシャリスト。スイスの時計会社オメガ、米系宅急便会社DHL等、38社の顧客を有する。メディア・アーツはオメガのために展示会や会議場でイメージ効果を発揮するCD-ROMを制作したが、同CD-ROMのコンテンツはインターネットを通じてアップデートできる。またDHLのアジア太平洋地域ウェブサイトを制作、グローバル・ウェブ・サイトの制作も依頼されている。
マクロメディアの支援企業12社の内数社はシンガポール・ワンのコンテンツ開発に取り組んでいると言う。(BT:3/9)
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