1998-03-09 ArtNo.14109
◆<印度>日立/三菱、タタの冷間圧延事業に設備納入
【ムンバイ】日立製作所はドイツのSMSと提携し、タタ・アイアン・スチール・コープ(TISCO)がビハール州ジャムシェドプールに計画する年産120万トンの冷間圧延プロジェクトに、プラントを納入、三菱商事もピクリング・ラインを納入する。
関係入札は元々オリッサ州における同じ冷間圧延プロジェクトのために募集されたもので、一次選考は1年ほど前に完了、最終審査に当たっては技術コンサルタントを務める新日鉄が重要な役割を担ったとされる。
ビハール州の当該プロジェクトのコストは1600クローだが、オリッサ州ゴパールプルのそれは2240クローと見積もられている。Tisco筋によると、ビハール州のプロジェクトのコストがオリッサのそれを下回るのは、必要なインフラ施設が整っているためと言う。
ビハール州における工事は今年5月乃至は6月にスタート、2000年9月に稼働する予定だ。オリッサ州のプロジェクトは当初、ビハールのそれに1年先行して稼働するはずだったが、インフラ工事を巡る州政府との交渉が難航、Tiscoは同プロジェクトを暫時棚上げし、ビハール州におけるプロジェクトに力を集中している。(IE:3/8)
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