1998-03-09 ArtNo.14107
◆<馬>ソフトウェアAG、マレーシア市場の70%シェア目指す
【クアラルンプル】ドイツ第2のソフトウェア企業、ソフトウェアAGは、デスクトップとメインフレーム・プラットフォーム上のソフトウェア・アプリケーションの統合を可能にする“EntireX”を、今月19日にドイツのCeBIT博覧会に出展するとともに、来月はマレーシア市場にも投入する計画だ。
ソフトウェアAGSdn Bhdのロー・テクサン重役(MD)によると、EntireXの小売価格は6万~20万米ドルで、年間350万Mドルと見積もられるマレーシアの統合ソフトウェア市場の70%のシェア獲得を目指す。
EntireXはウィンドウズ95ベースのPC(パソコン)やウィンドウズNTベースのサーバーとメインフレーム・システム上のアプリケーションとの間に、如何なるギャップも見出さず、EntireXさえ備えれば、新たなサーバーに投資する必要はない。
市場開拓に際しては、メインフレーム・アプリケーションをデスクトップ・プラットフォームにも使用したいと考えるユーザーがターゲットとされるが、このことはクライアント・サーバー・オペレーティング・システム“ウィンドウズNT”の市場拡大にもつながる。このため同社はマイクロソフトとの協力を望んでいる。
この他同社は今年第4四半期にはインターネット・ベースのビジネス・アプリケーション制作ツール“Bolero”を発表する。同製品はエレクトロニク・コマースに関わるビジネス機会開拓の武器になり、既存のアプリケーションやエンタープライズ・リソース・プラニング・パッケージと統合することができる。
ソフトウェアAGSdn Bhdの昨年のマレーシアにおける売上は800万Mドルで、今年は1200万Mドルの達成を目指していると言う。(STAR:3/7)
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