1998-03-09 ArtNo.14100
◆<星>フィンランド企業、中国製紙事業にUS$2.35億投資
【シンガポール】フィンランド拠点の欧州最大の森林事業会社OPM-Kymmeneコープは中国における2億3500万米ドルの高級紙の生産や文房具ビジネスを進めるアジア・パシフィック・フォーリスト・プロダクツ(蘇州)Pte Ltdに49%(US$1.14億)出資するとともに、1億2100万米ドルのローンを提供する。
シンガポール拠点のアジア・パシフィック・リソーシズ・インターナショナル・ホールディングズ(April)が6日発表したところによれば、中国の製紙工場は来年初に完成する。
OPM-Kymmeneは昨年9月にはAprilがインドネシアのリアウ省で進める世界最大のシングル・ライン・ケミカル・パルプ・ミルの30%権益取得に関わるノン・キャッシュ・スワップ契約に調印しており、同契約の下、中国ビジネスの持分をAprilのファーイン・ペーパー事業の30%のシェアに転換するオプションを認められる。同オプションはAprilの3基のファーイン・ペーパー・マシーンが稼働する来年までに実行されればよい。
これによりAprilは中国投資に充当された資金を解放し、リアウ省における第2ファーイン・ペーパー・マシーンの据付を加速できると言う。(ST:3/7)
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