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1998-03-07 ArtNo.14093
◆＜馬＞不動産市場、今年も安定成長：大蔵省
【クアラルンプル】不動産市場は今年も堅調を保ち、国内経済の成長鈍化が来年まで持ち越されない限り、不動産市場が影響を被る恐れはないと言う。
大蔵省価格評価不動産サービス部が5日発表した報告書によれば、15万Ｍドル以下の価格帯の住宅が昨年の住宅取引の主要部分を占めており、この種の住宅に対する需要は依然堅調だ。またローン規制も取り除かれたことから、住宅不動産市場は1998年も堅調を保つ見通しだ。
一般に国内経済の自信は6カ月から2年内に回復すると予想されており、もしそうなら今年の不動産市況への国内経済不振の影響を今懸念するのは、取り越し苦労の感があり、実際の影響は予想されているほど深刻ではない可能性がある。
農業用不動産と8.4％の下降を見た不動産開発を除き、昨年は全ての不動産部門の取引量と取引額が拡大した。
最も活発だったのは住宅部門で、不動産取引件数全体の63.8％を占め、前年の62.8％を上回った。商業不動産の取引件数は6.4％、取引額は23.9％、それぞれアップ、工業不動産の取引件数も1.7％増加した。
1997年に建設中もしくは建設が予定されていたホテル客室は3万1326室と、既存の1万6989室のほとんど倍に達している。客室稼働率は1996年のレベルを5～10％ポイント下回ったが、大型ホテルの稼働率は70％を超えている。(STAR,NST,MBT:3/6)
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