1995-04-27 ArtNo.1408
◆<馬>CCM、組織再編と新ビジネス進出で競争過熱に対処
【クアラルンプル】マネージメント・バイアウトにより英系ICI(インペリアル・ケミカル・インダストリーズ)グループから独立したCCMは、ICIペインツ(M)Sdn Bhdやその子会社の権益売却等により手にした1億6000万Mドルの資金を利用し、クロロ・アルカリや化学品貿易事業を拡張するとともに、ニュー・ビジネス、取り分け薬品及びヘルスケアー産業への進出を積極化する計画だ。
モハド・シャリフ・モハド・カシム会長が年次報告書の中で語ったところによれば、以上の目標を実現するためCCMは、Upha Corporation (M) Sdn Bhd、UphA Pharmaceutical Manufacturing (M) Sdn Bhd、Hohan Medical Company Sdn Bhd、Unique Pharmacy (Ipoh) Sdn Bhd、Unique Pharmacy (Penang) Sdn Bhd、Sentosa Pharmacy Sdn Bhd (Upha Group)の買収を図るとともに、マレーシア国内及びアジア太平洋市場向けアクリル製品を製造販売する合弁会社ICI Plc(ICI)を設立した。またWarner Lambert (Mgf) Sdn Bhdの条件付き買収契約に調印(買収価格は1370万Mドルに設定されている)、同時にWarner Lambert USA傘下のParke Davis Sdn Bhdとは薬品の製造/包装に関する請負契約を結んだ。一方、CCMバイオサイエンスは年内に一連のヘルスケアー製品を発表し、国内市場の競争熾烈化に関わらず、その農業化学企業としての指導的立場を維持する。この他、CCMケミカルズは拡大する需要に応じるため、第2クロロ・アルカリ製造工場の建設に既に着手していると言う。(MBT:4/26)
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