1998-03-06 ArtNo.14077
◆<馬>MMSC、ナスダック登録踏み台に国際舞台に雄飛目指す
【クアラルンプル】先月末に地元ソフトウェア会社4社を買収し、発足したマルチメディア・シナジ・コーポレーションSdn Bhd(MMSC)は、ナスダックへの登録を通じて、教育的マルチメディア・ソフトウェア/カスタマイズ・ソフトウェアのデベロッパーとして国際的なプレゼンスの確立を図る。
MMSCのアブドル・ラーマン・アブドラ社長兼CEOによれば、このほど買収した4社の内カスタメディアR&D Sdn Bhdは目下、ペトロナス・ステーション・マネージメント・システム、バンク・イスラム・ファイナンシング・システム、エレクトロニク・トール・コレクション・システム等の開発を手がけている。
またEbiza Multi Media Sdn Bhdは、エンサイクロペディア・マレーシアナ、エンサイクロペディア・ルマジャ、エンサイクロペディア・イスラム、エンサイクロペディア・ドゥニア・ムラユ、プリバハサ・ムラユ・グローバル、カムス・ムラユ・グローバルの制作に当たっており、いずれも2、3カ月以内に出版される。
EM Multi Media Sdn BhdはCerdas IQ Matematik、Cerdas IQ English、Netrade Trade Directory、Asiaworld Cyber Community等のオンラインマガジンを制作、Ganding Setia Information Technology Sdn Bhdは国産コンピューター支援デザイン・ソフトウェア“S-CAD”のサプライを手がけている。
ナスダックへの登録は2、3週間以内に承認される見通しで、公募調達される約5000万Mドルの資金は向こう2年間に一層の技術ノーハウの取得や設備の購入に当てられる。またナスダック登録を機に本社を米国に移転、マレーシアではマルチメディア・スーパーコリドー・ステータスを獲得し、スマート・スクール・アプリケーション方面の事業に力を入れる方針と言う。(コンピュータイムズ:3/5)
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