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1998-03-06 ArtNo.14073
◆<星>清水建設、アードモア・パーク・コンド建設契約獲得
【シンガポール】マルコ・ポーロ・デベロプメンツ(MPD)は、シンガポールの最も理想的な住宅との触れ込みで同社が販促するトップ・レーンジのコンドミニアム、アードモア・パークの主建設契約を3億4000万Sドルで清水建設に発注した。
清水建設は、国際大手建設会社4社の入札価格中最高だったにも関わらず、契約を手に入れた。最低入札価格は3億2300万Sドルだった。工事は今月末にスタート、2001年3月の完工が目指される。
MPDのデービッド・ローレンス重役(MD)によると、品質、建設現場管理、保守等、全てのターゲットを満たすことが重要で、価格は主要な問題ではない。清水は品質面での要求を満たしたばかりでなく、日本本社の強力なバックアップを約束したことが決め手になった。MPDはアジアにおける最良のコンドミニアムを提供すると言うバイヤーに対する約束を履行するため、既に大型予算を組んでおり、清水の入札価格はプロジェクトの利益見通しに影響を及ぼさないと言う。
アナリストによれば、3億7500万Sドルの土地買収費を含めプロジェクト・コストは8億5000万Sドルと見込まれ、MPDは同プロジェクトから10億Sドルの税引き前利益を見込めるとしている。MPDは1996年5月の不動産投機抑制措置導入直後に売り出したにも関わらず、1ユニット500万~1600万Sドルの豪華コンドミニアム330ユニット中322ユニットを売約、17億7000万Sドルの売上を達成している。
同売買代金の内20%は既に徴収済みで、続く10%の支払いは今年9月に予定されているが、観測筋はバイヤーの22%を占めるインドネシア・ビジネスマンの中に、域内経済危機の余波で支払いを履行できない者が出るのではないかと憶測している。しかしローレンス氏はこうした憶測を一笑に付した。同氏によると、支払い遅延にはプライム・レート上乗せ2%ポイントの延滞利子が課され、入居可能になっても支払いがなされない際は、既になされた支払額に関わらずコンド・ユニットは没収され、しかも当該バイヤーは契約違反で訴えられると言う。
一方、タングリン・ロードのマルコ・ポーロ・ホテルは今年12月31日に営業を停止、取り壊されるが、同地に開発されるコンドミニアム、グランジ・レジデンスは、市況回復後に売り出されると言う。(ST:3/5)
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