1998-03-04 ArtNo.14052
◆<印度>JTS、6.4GBディスク・ドライブを試験生産
【チェンナイ】米系JTSコーポレーションが98.5%出資するJTSテクノロジーLtdはチェンナイ工場でMIG XTテクノロジーを応用した6.4GB(ギガ・バイト)の高性能ディスク・ドライブ(HDD)のパイロット生産に着手した。
先週末マドラス輸出加工区に設けられた同工場を訪れたJTSのデービッド・トム・マイケル社長兼COOによれば、同社は35クローを投じてチェンナイ工場の年産能力を200万ユニットから300万ユニットに拡大する。その後も毎年30クローを投じて設備を拡張、2000年には2億ユニットと見積もられる世界市場の5%のシェア獲得を目指す。拡張資金は米国輸出入銀行から借り入れる。目下インドのHDD市場規模は年間80万ユニットと見積もられ、同社は60%のシェア獲得を目指している。
JTSは、コンパックと相手先商標製造(OEM)契約を結んでおり、他社とも同様の契約を結ぶ計画だ。昨年度JTSはインドから106万ユニット、627クローのHDDを輸出したが、今会計年度は既に100万ユニット、500クローに接近している。同社の純外貨収入は12%で、年間約77クローの外貨をインドにもたらしている。JTSはコンピューター産業が年率20%以上の成長を遂げる欧州、米国、インド、中国市場に照準を合わせていると言う。(TH:3/3)
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