1998-03-04 ArtNo.14051
◆<印度>ペトロナス、ナガパティナム製油所合弁事業に再考?
【ムンバイ】マレーシアの国営石油会社ペトロナスは、Nagapattinamに年間原油処理能力600万トンの製油所を建設する合弁計画に参加するか否か態度を決めかねている。
プロジェクトのプロモーターを務めるインディアン・オイル・コーポレーション(IOC)とマドラス・リファイナリーズLtd(MRL)は各26%出資する見通しだが、100%輸出志向ユニットと言う合弁事業のステータスがペトロナスを悩ませているようだ。
IOCとペトロナスは原油/石油製品/化学品/石油化学製品の貿易、製油/ブレンディング/パッケジング/潤滑油のマーケッティング等の領域における合弁、研究開発(R&D)協力、経営管理・訓練面での経験交流等を取り決めた覚書を交換しているが、IOC製潤滑油Servoのマレーシアのおけるマーケッティング計画は棚上げされている。
しかしIOCは、ペトロナスから正式に合弁計画からの撤退を通知された訳ではないため、規定方針通り3社合弁計画として準備を続行するとしており、譬えペトロナスが参加しなくても計画を実行する姿勢を示している。(IE:3/3)
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