1998-03-04 ArtNo.14048
◆<馬>不況乗り切りで新学卒者3万人に企業家精神を再教育
【クアラルンプル】マレーシア政府は、不況下の労働市場に来月巣立ちする約3万人の学卒者を支援するため、目下エントラプラナー・トレーニング・スキームを立案している。
ムスタファ・モハメッド企業家開発相が地元紙に語ったところによると、現在の求人需要は限られており、新学卒者は既成の就業口にのみ依存せぬ独立心を養う必要が有る。同省は大学や企業と協議を進めており、2、3週間以内に訓練スキームを立案する。
昨年は、地元の大学とインスティテュート・テクノロジー・マラ(ITM)の卒業生が2万5000人にのぼったが、海外の卒業生を含めると、今年はその数が3万人に達する見通しだ。現在海外留学中のマレーシア人は5万人にのぼり、内1万5000人が政府から奨学金を支給されている。
マラヤ大学(UM)のオスマン・バカル副総長によれば、同校は来年度は海外から帰国する奨学生113人を受け入れる計画で、他にも少なからぬ帰国学卒者がUMで引き続き修学することを希望していると言う。(ST:3/3)
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