1998-03-04 ArtNo.14044
◆<馬>1月の製造業貸付、建設不動産貸付を大幅超過
【クアラルンプル】生産的領域への貸出奨励策が奏功し、今年1月の金融機関の純貸付額の半ば以上が製造業部門に向けられ、建設不動産部門への純貸付額を大幅に上回った。
中央銀行の1998年1月の金融報告書によれば、1月の製造業部門への純貸付額は20億7300万Mドルと、同月の純貸付総額39億Mドルの53.32%を占めた。これに対して建設不動産領域への純貸付額は10億800万Mドルと、全体の25.93%にとどまった。金融/保険/商業領域への純貸付は12億Mドル、自動車購入ローンの純貸付額は8億Mドルだった。
1月の預金残高は4285億2000万Mドルと、前月比1%(M$49億)減少した。昨年同月比では16.4%増加したが、伸び率は鈍化している。
貸付活動の成長が預金の成長を上回ったことから、1月には64億Mドルのリソース・ギャップが生じ、1月末時点の金融体系中のリソースは前月の315億Mドルから2310億Mドルに縮小した。この結果預貸率は92.7%から94.6%にアップした。(MBT,LZ:3/3)
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