1998-03-04 ArtNo.14041
◆<星>ルーサント、兵站拠点開設、CSMとS$10億合弁契約
【シンガポール】米国の電子企業ルーサント・テクノロジーズはアジア太平洋地域ロジスティクス・センターを米国からシンガポールに移転した。
ルーサント・テクノロジーが2日催された同センターの開所式の席上明らかにしたところによれば、センターの運営はAEIウェアハウジング&ディストリビューション(S)に委ねられた。同センターはマレーシア、タイ、フィリピン、日本、インドネシア、シンガポールに通信事業用発電システムを供給する。同センターを通じることによりこれらの地域への配送時間を50%以上短縮できる。
新センターの手がけるビジネスは年間約5000万米ドルと見積もられる。ルーサントのレイ・ウォルターズ副社長(発電システム国際事業担当)によると、通信事業用発電システム部門は世界的に年率25%の成長を遂げており、アジア太平洋地域の成長率はその2倍にのぼる。昨年の世界売上は8億5000万米ドルを記録、今年は10億米ドルの大台に乗る見通しだ。
一方、ルーサントはチャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリングとシンガポールにおける集積回路(IC)製造に関わる10億米ドルの合弁契約に調印した。同社はシンガポールに半導体の検査、研究開発(R&D)センターも設けている。(ST:3/3)
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