1998-03-02 ArtNo.14022
◆<印度>電信局、農村電話網の拡張で最適な技術物色
【ニューデリー】電信局(DOT)は、まだ電話サービスが提供されていない全国の30万村落に、そのサービスを拡張するための最適な技術を依然として物色している。
DOTは第8次5カ年計画期間(1992-97)中に、全国の村落にその電話網を拡張するはずだったが、1998年1月までに全国の60万3906村落中、27万8441村落までサービス網を拡張したにとどまり、目標達成期日を5年間延長した。これまでのところ電話1回線あたりの敷設コストは最低4万7000ルピーとなっている。
農村地区電話網の少なくとも10%ほどは民間オペレーターにより提供される見通しで、政府も民間の参加に期待しているが、DOTはその成否に懐疑的だ。
これまでに様々なワイヤレス・システムが試されたが、一長一短があり、インドの環境が求める全ての要求を満たすシステムは見出されていない。ともあれDOTは全てのアナログ・システムをデジタル方式に転換することにより、膨大なシステム上の欠陥に関する苦情を減少させる方針だ。
実際のところ半数の農村にサービスが提供されていないことよりも、既にサービスが提供されている地区におけるサービスの不良がより大きなスキャンダルになっている。様々な苦情が提起されているものの、MARRシステムは比較的満足の行くパフォーマンスを示していると言う。(IE:2/28)
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