1995-04-27 ArtNo.1401
◆<星>貿易開発局、公認航空機リーシング制度の宣伝開始
【シンガポール】貿易開発局(TDB)は、シンガポールをアジア地域における航空機リースのハブとすることを目指して、新たに公認航空機リーシング(AAL)スキームを導入した。
AALスキームの下、10%の優遇税などが認められ、国際航空機リース会社の誘致が図られる。TDBのデスカー局長によると、同局は既にAALの海外マーケティングに着手しており、目下、デービッド・チン副局長が欧州で同コンセプトの宣伝を行っている他、アジアの関係企業にもシンガポールへの業務移転を働きかけている。先月の予算演説で初めて同スキームに言及したリチャード・フー蔵相は、東アジアの経済成長で航空輸送の需要拡大が予想され、シンガポールはその地理的条件から航空機リース業のハブとなる潜在性を備えていると指摘していた。(ST:4/26)
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