1998-02-28 ArtNo.14002
◆<馬>シェルのポートディクソン製油所、精製能力60%アップ
【ポート・ディクソン】シェル・リファイナリーSdn Bhdは来年第2四半期に残留油接触分解装置(LRCC)が完成すると、生産能力は最大60%アップ、年間1500万~3000万米ドルの原料輸入を節約できる。
シェル・リファイナリーのブライアン・バックリー重役(GM)が26日催された記者会の席上語ったところによると、LRCCは10億Mドル拡張計画の一部を成すもので、このほど石川島播磨重工業に発注したリアクターとリジェネレーターが到着した。
シェルは一昨年8月に日揮とその子会社JGC(M)Sdn Bhdに関係工事を発注しており、分解装置は残油からガソリン、LPG、ディーゼル、プロピレン等の軽質、高付価値製品を製造する。この内プロピレンは輸出され、他の製品は国内市場に向けられる。投資は10年で回収できる見通しだ。(STAR:2/27)
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