1998-02-28 ArtNo.13999
◆<馬>外資の出資率に関わる自由化措置を近く発表:副首相
【クアラルンプル】政府は、マレーシア企業に対する外資の出資率に関わる自由化措置を近く発表する。
アンワル副首相は26日の閣議後、「非ブミプトラにブミプトラ企業の支配権益買収を認める新措置は外国人にも適応されるのか」との記者の質問に対して、「サマ・サハジャ(全く同じ)」と答え、さらに「目下調整作業が進められており、外資のオーナーシップに関わる新措置が近く発表されるだろう」と補足した。
マハティール首相は、前日「非ブミプトラにブミプトラ企業の支配権益買収を認めるのは暫定的措置であり、ケース・バイ・ケースで処理される」と語ったが、副首相は、この点に関して「ブミプトラ優先政策は維持され、ブミプトラの権益が損なわれることはないが、ある種の調整が必要とされている」と述べ、「政策の変更を約束しながら、3-6カ月後に再度変更すると言うのは適切とは思えない」と語った。
マレーシア政府は世界貿易機構(WTO)に自由化を約束しており、自由化のプロセスが後退することはない。新措置はその一環であり、未上場企業も上場企業も対象になると言う。(NST,MBT,STAR,LZ:2/27)
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