1998-02-27 ArtNo.13984
◆<馬>非ブミ企業のブミ企業買収許容は暫定措置:首相
【クアラルンプル】非ブミプトラ企業が財政難に陥ったブミプトラ(主にマレー人)企業を買収するのを認める方針は暫定的なものであり、またケース・バイ・ケースで処理される。
マハティール首相は25日の定例閣議後、ダイム・ザイヌディン政府経済顧問が国家経済行動理事会理事長の身分で前日に語ったブミプトラ優先政策の見直し問題に関して、以上の補足説明を行った。
それによると、新措置の期限は、通貨市場の動向次第で、投機筋による攪乱行為さえなくなれば、問題は直ちに解決される。新措置はブミプトラと非ブミプトラが経済上対等の待遇を受けることを意味せず、また国家経済におけるブミプトラの地位に影響を及ぼすものでもない。その実多くの非ブミプトラ企業が実質的にはブミプトラにより支配されていると言う。
記者から「政府は新経済政策(NEP)を放棄するのか」と質問された首相は、「NEPは既に期限を迎え、現在実施されているのは国家開発計画(NDP)である。NDPは量よりも質を重視している」と答えた。また外国人にもブミプトラ企業の権益買収を認めるか否かについては、政府はまだ決定を下していないと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:2/26)
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