1998-02-24 ArtNo.13940
◆<馬>不動産開発のパンチャラン・イクラブ、不況下に増益達成
【クアラルンプル】不動産開発と建設事業を中核とするPancaran Ikrab Sdn Bhdの昨年の年商は、国内経済が困難な時期にあるにも関わらず前年の9920万Mドルから1億2400万Mドルに25%アップ、税引き前利益も143万Mドルから150万Mドルに4.9%増加した。
モハメド・ジャムラ会長によれば、不動産部門の短期的見通しは暗いが、同グループは少なからぬ建設/コンサルタント契約を獲得しており、経済危機に伴う痛手が和らげられている。
グループは成長を維持する狙いから、成長領域への進出を図っている。これらには某州における民営化計画の戦略的管理契約やコンサルタント契約、ゴミ処理契約、低コスト住宅開発プロジェクトが含まれ、ジョホール州では230.85haの国際ゴルフ場兼リゾートの開発に関わる合弁交渉が進められている。
ファースニング・ソルーションを提供する子会社のパワードライブSdn Bhdは昨年製造業と建設業界における顧客ベースを拡大した。同社はトータル・ファースニング・テクノロジー(TFT)の採用を通じて、エンド・ユーザーとの親密な関係樹立に成功している。(MBT:2/23)
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