1998-02-23 ArtNo.13928
◆<印度>1月のトラクター販売、過去3年来初めて下降
【チェンナイ】今年1月のトラクター販売は1万7877台と、昨年同月の1万8420台から3%減少し、過去3年来初のマイナス成長を記録した。
しかし1997年4月から98年1月の合計販売台数は19万8000台と、前年同期の17万8000台を11%上回っている。業界観測筋は、販売台数の成長が97/98年度第1四半期の15%から第3四半期の10%に鈍化したことから、通年の販売台数はプラス成長を維持しても、目標を下回る23万台前後にとどまるものと予想している。国内経済全般の不振に加え、一部の地区における例年を上回る降雪や不作が、成長率鈍化の理由とされている。
今年1月には大部分のメーカーが僅かな売上の伸びを見たものの、エスコーツの販売台数が昨年同月の3865台から2700台に30%の落ち込みを見たことが、業界全体の足を引っ張った。
業界リーダーのマヒンドラ&マヒンドラは3%増の4500台、Tafeは7.5%増の4000台、パンジャブ・トラクターは3.6%増の3350台、Eicherは15%増の1809台を、それぞれマークした。成長鈍化が続く中で製品在庫が一部のメーカーの頭痛の種になりつつあると言う。(IE:2/21)
|