1998-02-21 ArtNo.13910
◆<馬>インフォーミックス、3領域強化し二桁成長維持
【クアラルンプル】米国拠点のデータベース管理会社インフォーミックス・コープ傘下のInformix Sdn Bhdは、1998年には、1)データ・ウェアハウジング、2)ディストリビューテッド・エンタープライズ、3)ウェブ/コネクト・マネージメントの3領域を強化し、二桁成長を維持する計画だ。
インフォーミックスSdn BhdのC.J.チャン重役(MD)によると、同社は既にオンライン・トランザクション・プロセッシング領域で、その基礎を確立したことから、以上の3領域の強化に集中する。昨年同社はSirim Bhdから200万Mドルの契約を獲得したが、この他の顧客には、RHBバンク、リゾーツ・ワールド、フィレオ・アライド・バンクが含まれる。
インフォーミックス・コープのボブ・ファノーキオ会長兼CEOは、3Comのネットワーキング事業部門の年商を1990年の4億1600万米ドルから1997年の32億米ドルに拡大したが、インフォーミックスは今やそのビジネスに必要とされるユニークなニーズを満たす技術を備えた企業の買収を図っている。これによりデータベース業界の平均を上回る好収益が実現できる。同社の1997年第4四半期の営業額は21%拡大したものの、昨年通年で3億5800万米ドルの損失が計上された。ファノーキオ会長は1997年は困難な1年だったが、第4四半期には業績の改善が見られたとしている。(STAR:2/20)
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