SEAnews 1998-02-21 ArtNo.13906

【クアラルンプル】マレーシアの今年1月の自動車販売は1万2182台と、昨年同月の3万3421台から63.5％の落ち込みを見た。
マレーシア自動車販売業者協会(MMTA)が19日発表したところによれば、商用車販売は6493台から1583台に最も大幅な75.6％の落ち込みを見た。乗用車販売は61.6％ダウン、4輪駆動車販売も1478台から326台に44.1％の縮小を見た。
1月の国産車販売は5599台と、57.29％のシェアを維持したが、販売台数は大幅な落ち込みを見た。ＥＯＮによるプロトン・カーの販売は9860台から4857台に50.7％減少したものの、市場シェアは38.74％から49.7％にアップした。
ウサハサマ・プロトンＤＲＢ Sdn Bhdによるプロトン車販売は5555台から742台に86.6％ダウン、市場シェアも14.2％縮小した。
第2国産車カンチルの販売台数は3794台から3294台に比較的小幅な減少にとどまり、同車の市場シェアは14.9％から33.71％に拡大した。
ＭＭＴＡのチク・アイシャ・アハマド会長は「予想以上の落ち込みに業界はショックを受けているが、2月の数字はさらに悪化するだろう。しかしＭドルの強化や株式市場の回復から第2四半期には市況の改善が期待できる」と語った。落ち込みの原因としては、消費者の自信喪失、ローン取得の困難、金利上昇等が挙げられると言う。(MBT:2/20)