SEAnews 1995-01-14 ArtNo.139

【シンガポール】クリエイティブ・テクノロジー Ltd のシム・ウォンフー会長は、新製品の投入と価格戦争の収束で今年は同社のマージンが改善するものと予想している。
マルチメディア業界は昨年、米国メディア・ビジョン・テクノロジーの倒産に伴う在庫の投げ売りで、打撃を被り、業界トップのクリエイティブの粗利益率も一昨年の39％から昨年初の26.7％に下降した。シム氏は「メディア・ビジョン問題は過去のものとなった」とするとともに、「業界はより収益率の高い製品に重心を移動している」と語った。また同社のマルチメディア・アップグレード・キット(ｻｳﾝﾄﾞｶｰﾄﾞ/ｽﾃﾚｵ･ｽﾋﾟｰｶｰ/CD-ROMﾄﾞﾗｲﾌﾞ/ｿﾌﾄｳｪｱｰ)の売上は今期には初めてサウンド・カードの売上を上回る見通しで、またビデオ会議製品シェアビジョンも予想以上の反響を呼び、需要に応じるための十分なチップが確保できない状況と言う。(ST:1/13)