1995-04-26 ArtNo.1389
◆<星>ポンティアック、S$3.5億オフィス・ビル建設決定
【シンガポール】ポンティアック・マリーナ社はオフィス賃貸料の上昇基調が回復したのに乗じ、目下開発中のミレニア・シンガポールに3億5000万Sドルを追加投資して、第2のオフィス・ビルを建設する。
ポンティアック・マリーナが24日発表したところによれば、34階建てセンテニアル・タワーは数カ月内に着工され、98年に完成する。米国建築家Kevin Roche氏の設計に成る同ビルの総床面積は71万平方フィート、また柱の使用を控えた各階は平均1万8000平方フィートのスペースを有する。オフィス賃貸市場が軟化する中で、アナリストらはアパートか、サービス・アパートに計画を変更するものと予想したが、結局元通りオフィス・ビルが建設されることになった。今回の方針決定は最近政府が発表したラッフルズ・シティーとマリーナ・センター間に地下街を設けると言う計画の影響も受けたものと見られる。同地下街開発構想はマリーナ・センターの商業・ビジネス・センターとしての潜在性を人々に印象づけた。不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンによれば、マリーナ・センター周辺のオフィス賃貸料は93年末の平方フィート当たり5Sドルから今日の7~7.5Sドルに上昇しており、値下がりする兆候はないという。こうしたことから、ポンティアック社は新オフィス・ビルのテナント募集を遅らせ、更に賃貸料が値上がりするのを待つものと見られる。(ST,LZ:4/25)
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