1998-02-19 ArtNo.13883
◆<印度>電信管理局、インターネット・ポリシーの無効を宣言
【ニューデリー】電気通信管理局(TRAI)は17日、政府のインターネット政策は無効と宣言した。
それによると政府が通信政策の立案に際してTRAIに諮問し、その報告を受けることは義務であり、TRAIの推薦を得ぬインターネット・ポリシーは無効と言う。
TRAIの同声明は電信局(DOA)のインターネット・ライセンス発行前夜に発せられたことから、関係者に大きなショックを与えている。
DOTは18日に関係ライセンスの発行を予定していたが、これによりその実行は不可能になった。DOTとしてはTRAIに計画の認可を求めるか、高裁に訴えるかしかないものと見られる。
しかしTRAIの措置に対する反響に関する報道はまちまちで、インディアン・エクスプレスはTRAIの措置は時代の趨勢に反し、インターネット関連ソフトウェア事業の成長にも影響を及ぼすと言った不満の声を伝えている。しかしファイナンシャル・デイリー(ザ・ヒンドゥー姉妹紙)は、「ライセンスの発行を通じたDOTの不当な干渉を受けるよりは、透明な政策の確立が望まれると業界はTRAIの措置を歓迎している」と報じている。(TH,FDTH,IE:2/18)
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