1998-02-19 ArtNo.13881
◆<印度>ファナック、98年3月期営業額15%ダウン
【バンガロール】インド国内における工作機械需要の減退からファナック、Voltas、IGE(インディア)Ltd、GEファナックの合弁に成るファナック・インディアの1998年3月期売上は前年度の46クローから40クローに15%下降する見通しだ。
ファナック・インディアのシュリクリシュナG.クルカルニ社長兼CEO(マホトマ・ガンジーの曾孫)によると、同社の製品の70%は自動車産業向けで、同産業の不振が業績の後退を招いた。利益マージンは4~4.5%のレベルを維持できそうだが、製品在庫は6カ月分以上にのぼっている。
自動車業界の不況の他、国内で製造された工作機械のシェアが1994/95年の52%から1996/97年の42%に縮小したことも業績に影響しており、こうした傾向が続くなら、国内工作機械業界が崩壊する恐れもあると言う。(ET:2/18)
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